海の守り神であるサンゴ礁!サンゴ礁の減少は地球全体に大きな影響を与えていた!

 

こんばんは。

浜野なぎさです。

関西在住で、食べることが大好き!休日はアクティブに過ごしています。

 

現在興味を持っているのは、サンゴとダイビング!

自分自身が知ったこと・感じたことを発信する場として、ブログを書いています。

楽しんで読んでもらえたら嬉しいです。

 

前回、サンゴとサンゴ礁の違いについて、紹介しました。

今回は、サンゴ礁の現状について、書きたいと思います。

【目次】

1.サンゴ礁は海の生物、そして私たちの守り神!

2.サンゴ礁激減の原因と言われる白化(はっか)現象とは?

3.サンゴ礁がなくなると、生態系にも、地球にも大きな影響が!

 

1.サンゴ礁は海の生物、そして私たちの守り神!

サンゴ礁は、数多くの生物を育む場所。

地球面積のわずか0.1%と言われていますが、そこで確認されている生物の種類はなんと9万種にも及ぶと言われています。

海の生態系の守り神といったところでしょうか。

 

海に棲む多種多様な生物を守っているだけではありません!

私たち、人間のことも守ってくれているんです。

サンゴ礁は、台風時などの高波の力を弱める役目を果たしてくれています。

さらに、サンゴの骨格や有孔虫(ゆうこうちゅう)の殻などが砂となり、豊かな砂浜を造ることで海岸が守られています。有孔虫とは、微生物の総称で、大きさは1㎜程度のものが多いです。

 

また、サンゴは資材や肥料などとして活用されることもあります。

将来的には、医薬品として使われる研究も進んでいるんだとか。

サンゴのポテンシャル!恐るべし!

様々な生態系が観られることから、学習の場としても、大きな役割を果たしてくれています。

 

2.サンゴ礁激減の原因と言われる白化(はっか)現象とは?

海の守り神であるサンゴ礁の激減が、最近、問題として注目を集めるようになりました。

その原因の1つと言われているのが、白化(はっか)現象です。

白化現象というのは、造礁サンゴに共生している褐虫藻が失われることで、サンゴの白い骨格が透けて見える現象です。白化した状態が続くと、サンゴは共生藻からの光合成生産物を受け取ることができず、壊滅してしまいます。

サンゴの白化の原因は、温暖化等による海水温の上昇と考えられています。大規模な白化現象は1980年代以降急激に増加し、特に1997年から1998年にかけての世界的な海水温の上昇によって、それまでに例をみない大規模な白化現象が起こって世界中のサンゴ礁が大きな打撃を受けました。

(参考情報:サンゴ礁の働きと現状:水産庁

他にも、サンゴ礁が減った原因と言われているのが、オニヒトデの在です。

このオニヒトデは、サンゴを好んで食べるという特徴があります。

オニヒトデの大量発生により、サンゴ礁が減少したという調査結果も複数発表されています。

サンゴ礁が減少したことにより、魚のすみかがなくなり、種類によっては絶滅が起こることで漁業が打撃を受けることにもなります。私たちにとっても、他人事では済まされない事態ではないでしょうか。

 

3.サンゴ礁がなくなると、生態系にも、地球にも大きな影響が!

サンゴ礁の減少が問題視されていますが、サンゴ礁がなくなると、一体どんな影響があるのでしょうか。

  • サンゴ礁に依存して生きる全海洋生物の25%の大量絶滅が起こる。
  • 海水の二酸化炭素濃度が増え、海水温が上昇し、温暖化を進行させる。
  • 海水温は気候システムにも絶大な影響を与えるので、気候変動により陸上生態系も打撃を受ける。
  • サンゴを重要な観光資源としてきた国が経済的な打撃を受ける。
  • 魚の大量絶滅が起こることで、生態系に変化が起きて魚が獲れなくなったりして、漁業が打撃を受ける。
  • サンゴによる水質浄化システムが損なわれるので、水質汚染が一層進行する。

(参考:サンゴ礁の問題について

 

一国にとどまらず、世界経済全体に影響が及ぶ一大事に繋がります。

サンゴ礁を守るために、私たちにできることとは何があるんだろうと思っていたときに、1本の映画に出会いました。

その映画とは、『てぃだかんかん』。

 

次回は、サンゴを守るヒントがたくさん詰まった映画『てぃだかんかん』についてご紹介したいと思います。

お楽しみに~。

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