珊瑚(サンゴ)を守れ!新鋭ベンチャー企業「イノカ」が取り組む最新技術で生態系を守る取り組み

こんばんは。
浜野なぎさです。

前回は、「世界環境デー」と珊瑚(サンゴ)に関する取り組みについて書きました。

前回の記事はこちらです。

https://beautiful-coral-reef-sea.com/world_environment_day/
そのなかで取り上げた「サンゴ礁ラボ」を運営している企業株式会社イノカ。
前回調べてみて、非常に興味が湧きました。
今回は、この企業について取り上げてみたいと思います。

<目次>
1. 世界初の実績を持つ”サンゴベンチャー”株式会社イノカの取り組み
2. 鉄鋼企業JFE社とも協業!サンゴの可能性
3. 大手企業も参入!三菱商事が取り組むサンゴ礁保全プロジェクト

1. 世界初の実績を持つ”サンゴベンチャー”株式会社イノカの取り組み

株式会社イノカ
東京大学を卒業した20代の若手起業家が2019年に設立した新鋭のベンチャー企業です。https://corp.innoqua.jp/

”人と自然が100年先も共生できる社会”
をビジョンに掲げ、最新技術を活用して海の生態系に関する興味を「ひろめる」「のこす」取り組みにチャレンジしています。

「ひろめる」
実際にサンゴを見て・ふれながら、現状を知ってもらう取り組みです。
前回紹介したサンゴ礁ラボもこの「ひろめる」の1つです。

「のこす」
人工生態系の開発によって、サンゴの育成をサポートしていく取り組みです。
自然×最新技術の融合ですね。

この株式会社イノカは、別名サンゴベンチャーとも呼ばれています。
なぜなら、世界で初めてサンゴの人工産卵に成功した企業だからです。
サンゴの産卵は非常に限られた条件が必要です。
水温を25~28度を1か月以上維持する必要があり、人工で条件を作ることが難しいと言われていました。
最新技術を駆使し、人工の海水に光の量などを調整、見事に条件をクリアし、冬場にサンゴの人工産卵に成功しています。

サンゴの産卵に関する内容は、こちらの記事に記載があります。
興味がある方は、ぜひご一読ください。

<参考情報>https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000047217.html

2. 鉄鋼大手企業JFE社とも協業!サンゴの可能性
鉄鋼大手企業JFE社とも協業したサンゴの可能性

他にもサンゴをのこす取り組みがあります。
最近では、鉄鋼大手のJFEスチール社との協業して研究を進めているそう。

JFE社が製造している「マリンブロック」といわれるもので、サンゴの再生実験をしています。
「マリンブロック」とは、貝殻やサンゴの主成分と同じ炭酸カルシウムからできている藻場造成礁のこと。
海洋生物のすみかとなる場所です。
鉄鋼とサンゴ、接点がなさそうに感じていましたが、意外な協業がなされていました。

<参考情報>https://forbesjapan.com/articles/detail/45956/3/1/1

3. 大手企業も参入!三菱商事が取り組むサンゴ礁保全プロジェクト

他にも、サンゴを守る取り組みを行っている企業はあります。
三菱商事は、創設50周年を記念し、2005年からサンゴ礁保全プロジェクトというものを立ち上げています。
約20年も前から、サンゴを守る取り組みをしていた企業もあったんですね。

活動拠点は、沖縄・オーストラリア・セーシェル共和国の3拠点。
ちなみに、セーシェル共和国とは、アフリカ大陸から1,300kmほど離れたインド洋に位置する島国です。
リゾート地として人気があるそうです。私は初めてこの国の名前を知りました。

これらの土地で、サンゴの白化(はっか)現象の解明や、白化現象回復技術の研究、
ボランティアを募集してサンゴの状態の観察データの収集等を行っています。
サンゴのことを知れば知るほど、こういうプログラムに実際に参加してみたい!と思うようになりますね。

<参考情報>https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/csr/contribution/environment/activities01/

今回色々と調べてみて、科学技術の進歩に大きな可能性を秘めていることを知りました。

サンゴは生態系の要といっても過言ではありません。この事実に注目する企業が増えれば、事業が拡大し、その結果サンゴを守る取り組みが広がる可能性も感じました。

三菱商事が取り組むサンゴ礁保全プロジェクト

7月は海の日があります。海への興味も高まる1か月!
次回は、海の日にまつわる取り組みについて書きたいと思います。

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