世界第2位の珊瑚(サンゴ)礁を有する中央アメリカの国ベリーズの「バリア・リーフ保護区」

世界第2位の珊瑚(サンゴ)礁を有する中央アメリカの国ベリーズの「バリア・リーフ保護区」

こんばんは。
浜野なぎさです。

前回は、人気リゾートモルディブの珊瑚(サンゴ)を守る取り組みについて紹介しました。

モルディブについて色々調べてみて、旅行に行きたい気持ちが高まっていました。
そんなときにふとTVで紹介されていた映像に興味が引き付けられました。
世界遺産という番組で特集されていたベリーズの「バリア・リーフ保護区」です。
ブルーホールやバリア・リーフの美しさ!こんな場所があったなんて!

https://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20220710/

今回は世界遺産にも登録されているベリーズの「バリア・リーフ保護区」について書きたいと思います。

<目次>
1. 公用語は中央アメリカで唯一英語!豊かな自然と遺跡を持つ国ベリーズ
2. 北半球最大!「バリア・リーフ保護区」は生態系の宝庫!
3. 別名“海の怪物の寝床”と呼ばれる深さ130メートルのブルーホール 

1.公用語は中央アメリカで唯一英語!豊かな自然と遺跡を持つ国ベリーズ
ベリーズの国鳥である嘴がカラフルなトゥーカン

中央アメリカに位置するベリーズは、メキシコとグアテマラに国境を接し、カリブ海に面しています。
国土面積は約2.3万平方キロメートルで、四国の1.2倍程度の広さです。
首都はベルモパン。

1981年に英国から独立したアメリカ大陸で一番新しい国であり、
公用語は中央アメリカで唯一の英語という特徴もあります。

亜熱帯気候で、6~8月は雨季、12月~5月は乾季となっています。
年間の平均気温は26度。
夏の最高気温は36度、冬の最低気温は10度程度らしいので、日本より過ごしやすい気候かもしれませんね。

マヤ遺跡

砂糖、オレンジ、グレープフルーツ、ロブスターなどの農作物や水産物の輸出が主な産業となっています。
マヤ遺跡やカリブ海のサンゴ礁などの豊かな観光資源も有しており、観光立国としても今後期待されているベリーズ。
国土に対して、本当に豊かな自然を有している国ですね。

日本からの直行便は運航していないため、アメリカもしくはメキシコを経由して15時間程度でベリーズへアクセスできます。

<参考情報>http://www.belize.jp/index.html

2.北半球最大!「バリア・リーフ保護区」は生態系の宝庫!
2.北半球最大!「バリア・リーフ保護区」は生態系の宝庫!

豊かな自然を有するベリーズにある「バリア・リーフ保護区」。
1996年に世界自然遺産としても登録されています。
ベリーズのバリア・リーフ保護地区は、オーストラリアのグレート・バリア・リーフに次ぐ世界第2位のサンゴ礁が沖から200キロにわたって群生しています。

オーストラリアのグレート・バリア・リーフについては、過去に紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。

ベリーズの海域は透明度が非常に高く、50メートル以上のエリアもあるんだとか。
深さ50メートルまで見渡せるなんて、想像を超える透明度ですね!
海水の温度は平均20度以上で、サンゴが育つ条件も非常に整っています。
ブラック珊瑚(サンゴ)、ブレインコーラル、うみうちわなど約400種ものサンゴが生息していると言われています。

ベリーズの海の透明度は50メートル以上で、約400種類ものサンゴが生息

イルカやマナティと出会えるダイビングスポットとしても人気が高いです。
加えて、ウミガメが産卵にやってくる場所でもあります。
生態系の宝庫ですね。

ベリーズの海はウミガメの産卵場所にもなります

そして、サンゴ礁でできた島は150以上にものぼると言われています。

こんな自然豊かなベリーズのバリア・リーフですが、2009年には危機遺産に登録されていました。
危機遺産とは、世界遺産に登録されたのちに、自然災害や武力紛争、観光開発等の影響により、普遍的価値を損なうような重大な危機にさらされている世界遺産のことを指します。
この危機遺産に登録されると、世界遺産基金へ財政支援を依頼することが可能です。

ベリーズが危機遺産に登録された理由は、周辺のマングローブ林の伐採や、過度の観光開発でしたが、2018年、石油開発の停止の決定、保護林の規制強化や開発許可の厳格化等々の海洋管理計画を打ち出したことで2022年現在では危機遺産リストから除去されています。

余談ですが、マナティは日本でも見られる場所があります。こちらは三重県にある鳥羽水族館で見たマナティ。
この表情、見ているだけですごく癒されますね。

鳥羽水族館で飼育されているマナティ

3. 別名“海の怪物の寝床”と呼ばれる深さ130メートルのブルーホール
別名“海の怪物の寝床”と呼ばれる深さ130メートルのブルーホール

引用:https://www.hankyu-travel.com/heritage/latinamerica/belize_barrier_reef.php

「ベリーズのバリア・リーフ」のもう一つの見どころは、ブルーホールです。
このブルーホールの大きさは、直径300メートル、深さ約130メートル。
直径では、世界一の大きさのブルーホールです。
“海の怪物の寝床”と名付けた方は、センスがありますね。

このブルーホールの淵は、サンゴ礁が美しく、ダイビングスポットとしてもとても人気が高い場所。
3月~6月にはジンベエザメが現れるスポットとしても知られています。
こんなきれいな海でジンベエザメまで見られるなんて、ダイビング冥利に尽きます!

ブルーホールはサンゴ礁が美しく、ダイビングスポットとしても人気が高い場所

このブルーホールはなぜできたのか?
歴史は約1万年も遡ります。

約1万年前、海上に隆起したサンゴの死骸などでできた石灰岩層の陸地のうち、中心部が地下水などに浸食されて陥没。
その後、海面上昇で陸地が海の中に沈んだことでできたという説が有力だそう。
1万年以上前の地殻の変化による地形が今もそのまま残されているって、本当にすごいことですね!

美しい海とサンゴ礁を保有する国ベリーズ

実際にベリーズのブルーホールを訪問したり、ダイビングされた方のInstagramをいくつか紹介したいと思います。

◆miwako HayashiさんのInstagram

元外資系の旅行会社に勤務されていて、現在は野生のマナティやコンラッドモルディブの水中レストランをはじめ、世界の映えスポットを15秒の動画で紹介されています。

美しい海の動画が多く投稿されているので、ずっと見とれてしまいます!

こちらは上空から撮影されたブルーホール。本当にきれいな円の形をしているのがわかります。

https://www.instagram.com/p/CU64FV6Ai7G/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

◆hiromiさんのInstagram

リゾートビーチの写真やダイビングの写真だけではなく、女性が好きな映えスポットや美味しそうな料理の写真もたくさん投稿されています。

旅行に行きたくなる写真ばかり!

ブルーホールをダイビングされた写真は本当にきれいです。

https://www.instagram.com/p/BfyHwbAn7gz/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

◆kohei hondaさんのInstagram

本当にきれいな水中写真をたくさんアップされている写真家さんです。

“写真を通じて1人でも多くの人が水中世界を知って、海の生態に興味を持ってもらうきっかけにしたい!”という思いで、沖縄の離島をはじめ世界各地の海の写真がアップされています。

素敵なサンゴやサンゴ礁もたくさん!

ブルーホールの深さ40メートルの世界。見てみたい!

https://www.instagram.com/p/BoAQQJpnvUh/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

知れば知るほど魅力的な国ベリーズ。
前回紹介したモルディブも素敵な国でしたが、このベリーズも気になるスポットが多すぎます!
行きたい国がどんどん増えていっちゃいますね。

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