沖縄だけじゃない!ダイバーの聖地である高知県柏島(かしわじま)は珊瑚(サンゴ)だけではなく生きものの宝庫!

高知県柏島の美しい海はサンゴと生きものの宝庫

こんばんは。
浜野なぎさです。

前回は、「海の日」にちなんだイベントについて紹介しました。
前回の記事はこちら↓

夜に珊瑚(サンゴ)の産卵が見られる”サンゴ de night”を開催している場所、柏島(かしわじま)という場所を知りました。
この柏島とはどのような場所なのか?気になったので調べてみました。

<目次>
1. 高知県西南端に位置する柏島は自然豊かな場所 
2. 柏島はサンゴと生きものの宝庫
3. 世界が注目!持続可能な「里海」づくりへの取り組み

1. 高知県西南端に位置する柏島は自然豊かな場所

柏島があるのは、高知県大月町(おおつきちょう)。
大月町は、エメラルドグリーンの海と緑豊かな山に囲まれた場所です。

高知市からは約140キロ離れた場所で、高知県西南端に位置しています。
土佐くろしお鉄道宿毛駅より12キロ(車で約40分)。
古くから一本釣りをはじめ、定置網、刺し網漁などの漁船漁業が盛んでした。
最近では、立地を活かして風力発電などのクリーンエネルギー事業の導入にも意欲的に取り組んでいます。

地域の特産を見るにはふるさと納税の返礼品を見るのが一番!ということで、調べてみました。

大月町のふるさと納税の返礼品として、
・サンゴの海で育ったマグロ
・四万十鶏(しまんととり)
・ブランド豚「力豚(りきぶた)」
・スイカ
など、海の幸や畜産、農産物など幅広いラインナップ。
自然豊かな場所であることの証明ですね。

<参考情報>高知県大月町のふるさと納税返礼品

https://www.furusato-tax.jp/city/product/39424

2. 柏島はサンゴと生きものの宝庫

柏島は黒潮の通り道に位置しているため、沖縄にひけを取らない程多くのサンゴ・生きものが生息している場所です。
温帯と亜熱帯に住む魚が共存していることも特徴です。
地形が湾になっており、大きな波も基本的には少ないことから、年間を通してダイビングが楽しまれているそうです。

見どころの1つはテーブルサンゴ。
呼び名の通り、テーブル状の群体で生息しているサンゴです。
熱帯性のエリアでよく見られ、多くの魚のすみかとなります。

テーブルサンゴ

そして、この場所には1000種類もの生きものが生息していると言われています。どんな生きものがいるのかについては、こちらのサイトで知ることができますので、興味がある方はぜひご覧ください。

http://fish.kuroshio.asia/data/ListImg.jsp

このデータベースは、実際にダイビングをした方が撮影した写真を投稿することにより情報を集めています。
自分が撮影した写真が生態系の調査の役に立てていると思うと、新しい魚を探そう!とダイビングの士気も高まりそう!

クマノミはもちろん、ハゼやハナダイなど、色とりどりの魚が生息しています。
ジョーフィッシュは新種の可能性があるともいわれている大人気な魚です。
他には、ウツボだけで14種類も確認されていました。ウツボにそんなに種類があったなんて!
同種で別種類が共生しているというのは、結構珍しいことなんだそうです。

サンゴから顔をのぞかせるジョーフィッシュ

そして、フグやマンボウも生息しているようです。
運が良ければ、ウミガメと一緒に泳ぐことも!
本当に多様性に富んでいますね。

3. 世界が注目!持続可能な「里海」づくりへの取り組み

柏島、ダイビングだけではなく「里海」の取り組みでも注目されている場所です。
「里海」とは、「人が海から豊かな恵みを享受するだけでなく、人も海を耕し守る、人と海が共存できる持続可能な海」という意味。
観光で栄えるのは嬉しいことですが、多くの人が訪れるということは、海洋ゴミや海の汚染などの問題も生じます。
「自然を実感する取り組み」「自然を活かしたくらしづくり」「自然とくらしを守る取り組み」を軸に持続可能な「里海」つくりをしようという取り組みです。

「自然を実感する取り組み」として、間伐材を利用した海の森つくりに取り組んでいます。
これは、このエリアで捕獲されるアオリイカを増やすための取り組みです。
この海の森がアオリイカの産卵場所となり、アオリイカの数が増えたことで漁業の活性化に繋がっています。
森と海をつなぐ取り組みです。

「自然を活かしたくらしづくり」では、地産地消の促進や観光ガイド講座を行っています。
地元で獲れた食材を地元で消費するという考え方が地産地消。
昔から馴染みのある料理を一人暮らしのお年寄りが食べやすいサイズで販売を始めたところ、大好評だったそうです。
地元のお年寄りに対して、栢島の観光ガイド養成講座を開いています。ダイバーなど訪れる観光客の方々に対して、地元の目線から良さをアピールしてもらおうという取り組みです。
地元の方々全員で、島を盛り上げようという素敵な取り組みですね。

「自然とくらしを守る取り組み」では、サンゴ礁などの海洋保全調査を実施しています。
定期的にボランティアダイバーを募って、海のごみを回収する取り組みもその1つです。

<参考情報>

https://www.esri.cao.go.jp/jp/esri/prj/mytown/suisho/su_05_0507_01.html

人と自然の共生があってこそ、SDGs目標にもある海の豊かさを守ることに繋がるということを改めて感じました。

今、私にできることは本当に些細なことかもしれませんが、意識が変われば行動が変わる!

できることをやってみようと思います。

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