サンゴ礁の現状と未来への期待を込めたドキュメンタリー映画『チェイシング・コーラル』

こんばんは。
浜野なぎさです。

関西在住で、食べることが大好き!休日はアクティブに過ごしています。
現在興味を持っているのは、サンゴとダイビング!
自分自身が知ったこと・感じたことを発信する場として、ブログを書いています。
楽しんで読んでもらえたら嬉しいです。

最近のストレス発散方法は、Netflixで映画やドラマを観ることです。
何を観ようか探していたときにたまたま見つけた映画『チェイシング・コーラル』。
今回は、この『チェイシング・コーラル』について紹介したいと思います。

<目次>

1. 映画『チェイシング・コーラル』で知る!サンゴ礁激減の現状

2. SDGsで知る!“海の豊かさを守る”取り組み

1. 映画『チェイシング・コーラル』で知る!サンゴ礁激減の現状

2017年にNetflixで配信されたドキュメンタリー映画『チェイシング・コーラル』。
1990年代後半から問題視されているサンゴ礁の白化現象の現状を伝えるドキュメンタリー映画です。
サンゴが大好きなダイバー、科学者、海の写真家がチームを組んで、サンゴ礁の“今”を伝えてくれます。
監督は、2012年に製作されたドキュメンタリー映画『チェイシング・アイス』のジェフ・オーロースキーさんです。
温暖化の影響により海に溶け出す氷河の現状を映像化し、世の中に衝撃を与え話題となりました。

Netflix『チェイシング・コーラル』

世界の海に広がっている美しいサンゴ礁。
しかし、近年30年で世界のサンゴの50%が失われていると言われています。

衝撃的だったのは、サンゴ礁の白化現象の映像でした。
映像で写っていたのは、前回紹介したサンゴ礁ランキング1位のインドネシアバリ島にあるエアポートリークエリアのサンゴ礁。
たった半年でサンゴ礁の白化現象が深刻化し、美しかったサンゴ礁が辺り一面真っ白になっていました。
今までも写真などで見たことはありましたが、実際に映像でみると思った以上に衝撃が大きかったです。

さらに、ニューカレドニアのサンゴ礁では、驚きの状況が起こっているという事実も伝えられました。
なんと、サンゴ礁がイエローやブルー、パープルの蛍光色に変色し、光っていたのです!
その2か月後には、この辺り一帯のサンゴ礁がすべて死滅していたことがわかりました。
サンゴ礁が私たちに、命を懸けて警鐘を鳴らしてくれていたということなのでしょうか。

この要因として伝えられていたのが、地球温暖化による水温の上昇です。
水温が2度上昇すると、サンゴが真っ白になるという実験も紹介されていました。
たった2度と思われるかもしれませんが、人間の体温で考えてみて納得でした。
毎日38度から39度の熱が続くと、人間でも生死にかかわる可能性が出てきますよね。

温室効果ガスの93%は海に吸収されると言われています。
もし海に吸収されず、大気中にとどまっていたなら、気温が50度にも達してしまうんだとか。
海が私たちを守ってくれていると言っても過言ではないのではないでしょうか。

これだけを聞くと、危機的状況で将来に不安を覚えてしまいます。
しかし、この映画では、未来は変えられるという視点で締めくくられていました。
それが、未来を担う子供たちに、海への関心を高める取り組みです。

確かにこのまま突き進むと絶望的ともいえる状況かもしれません。
過去は変えられませんが、未来は変えることは可能です。
今からできることに目を向け、1人1人ができることに取り組むという視点での締めくくりに、希望が持てました。

2. SDGsで知る!“海の豊かさを守る”取り組み

では、具体的にどのようなことができるのか?
これは、SDGsの取り組みからも知ることができます。

14 海の豊かさを守ろう

SDGs目標14.海の豊かさを守ろう

日本人は、魚の年間摂取量が世界平均の2倍と言われています。
海の自然や資源を守りながら獲られた魚であることを証明するものが「MSC認証マーク」です。
「MSC認証マーク」がついた魚を買うことも、海を守るためにできる取り組みです。


他にも、海洋プラスチックごみを減らすための取り組みとして、
・マイバッグを持ち歩く
・マイボトルを携帯する
・ペットボトルはリサイクルに出す
など、今日から取り組めることがあります。

海の魚やプラスチックごみを減らすことは、サンゴを守ることにも繋がりますね。

サンゴを守るための取り組みについては、今後も紹介していけたらと思います。
『チェイシング・コーラル』
サンゴ礁の現状を知るためにも、ぜひ一度ご覧ください!

Netflix『チェイシング・コーラル』

関連記事

TOP